「日伯交流年・移住百年記念硬貨を売りたいんだけどどのくらい価値があるのかな?」
何て疑問はありませんか?
日伯交流年・移住百年記念硬貨は、日本人がブラジルに移住してから100周年を記念して発行された記念硬貨です。
正式名称は、「日本ブラジル交流年及び日本人ブラジル移住100周年記念500円ニッケル黄銅貨幣」という長い名前です。
記念貨幣が手元にあると、今どれくらいの価値があるのか調べてみたくなりますよね。
大掃除や引越の準備などで記念貨幣を見つけて、売りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
今回は、日伯交流年・移住百年記念硬貨がどういった貨幣なのかといった基本的なことから、現在の買取価格の相場、記念貨幣を売るおすすめの方法まで、詳しく解説します。
もくじ
日伯交流年・移住百年記念硬貨とは?
日伯交流年・移住百年記念硬貨の正式名称は、「日本ブラジル交流年及び日本人ブラジル移住100周年記念500円ニッケル黄銅貨幣」といいます。
「日伯」とは日本とブラジルのことで、ブラジルは漢字表記で「伯剌西爾」と書き、「伯」と略されます。
日本人が初めてブラジルに移住したのは1908年のことです。
それ以降の約100年間で、13万人の日本人がブラジルに移住しました。
現在、約160万人の日系人がブラジルに住んでいるといわれています。
日本人が初めてブラジルに移住してから100周年を記念して、日本とブラジルの両政府は、2008年を「日本ブラジル交流年」という記念年として祝うことで合意しました。
日伯交流年・移住百年記念硬貨は、その記念年と移住開始100周年を記念して、2008年(平成20年)に発行された硬貨です。
日伯交流年・移住百年記念硬貨の種類は、500円ニッケル黄銅貨1種類です。
硬貨単品で販売されたほか、通常貨幣6種類と一緒にケースに入ったミントセット(貨幣セット)も発行されています。
日伯交流年・移住百年記念硬貨の特徴
日伯交流年・移住百年記念硬貨には、以下のような特徴があります。
・大きさ:26.5mm
・質量:7.0g
・素材:ニッケル黄銅
・素材比率:銅720、亜鉛200、ニッケル80
・販売金額:500円(ミントセット:2,400円)
・販売枚数:480万枚(ミントセット:142,000セット)
大きさ・質量・素材は、通常の500円硬貨と全く同じです。
特殊な技術が使われた記念貨幣
日伯交流年・移住百年記念硬貨は、「異形斜めギザ」と呼ばれる加工が施された世界で初めての貨幣です。
異形斜めギザは、コイン周囲のギザ加工を斜めにしたうえで、斜めギザの一部をほかの部分とは異なる形状にしたものです。
この加工が施された貨幣は、偽造が非常に難しくなります。
異形斜めギザは、日本の造幣局が独自に開発した技術で、日本だけでなくイギリス・アメリカなどでも特許を取得しています。
また、表面に描かれた海を表現するために、角度によって見え方が変わるグラデーション加工が施されています。
日伯交流年・移住百年記念硬貨は、日本の高度な貨幣製造技術によってつくられた記念貨幣です。
当初のデザインが変更されている
コインの表面には、「笠戸丸」とブラジルの地図が描かれています。
笠戸丸は、日本人初のブラジル移住者を乗せた船です。
また、裏面には日本を象徴する桜とブラジルを象徴するコーヒーの実が描かれており、日本とブラジルの深い関係性が表現されています。
なお、当初はこうしたデザインとは違う図柄が予定されており、発行予定日も2008年3月でした。
しかし、当初予定していた「日本移民ブラジル上陸記念碑」を使った図柄に著作権の問題が生じたため、デザインが現在のものに変更され、発行日も2008年6月に延期されました。
ミントセットも発行されている
日伯交流年・移住百年記念硬貨は、単品販売だけでなく、通常硬貨と合わせたミントセットの形式でも販売されています。
長方形のプラスチックケースに、500円記念硬貨・通常の500円・100円・50円・10円・5円・1円が各種1枚ずつ入っており、額面金額合計1,166円のものが2,400円で142,000セット販売されました。
なお、日伯交流年・移住百年記念硬貨の特徴である側面の「異形斜めギザ」を、ケースに入ったままの状態で見ることができるように、ケースには工夫が施されています。
希少価値は高くない
日伯交流年・移住百年記念硬貨は、480万枚発行されています。
ほかの500円記念貨幣と比べると控えめな数字ではありますが、それでも十分に多い発行枚数です。
ミントセットは142,000セット販売されており、こちらも希少価値がでる発行数ではありません。
日伯交流年・移住百年記念硬貨は発行枚数が多く、希少価値はあまりありません。
そのため、単品・ミントセット両者ともに、買取価格は低めで推移しています。
日伯交流年・移住百年記念硬貨の買取相場はいくら?
日伯交流年・移住百年記念硬貨には、プレミア価格がほとんどついていません。
単品の買取価格は「額面金額の500円から600円程度」が相場です。
ミントセットの場合も、「額面金額の1,166円から1,300円程度」です。
こうした低めの価格には、発行枚数が多く希少価値が低いことが関係しています。
また、オリンピックや万博などのイベントの記念貨幣と比べて、貨幣のテーマが一般の人にはなじみの薄いものであり、人気がやや高まりにくいことも影響しています。
未使用品などの状態が極めて良いものの場合は価格が上乗せされる場合もありますが、ほとんどの場合は額面金額通りの買取価格になるでしょう。
業者の中には、買取を行っていないところもあります。
そのため、買取業者を利用せず、銀行などで交換してもらうのも選択肢のひとつです。
なお、記念貨幣は一般の店舗でも使用可能ですが、ニセモノと区別がつかないため、使用を断られる場合があります。
記念貨幣のおすすめの売却方法は?
記念貨幣を売却する場合は「ネットの古銭買取業者」を利用すると、確実に買い取ってもらえるのに加えて、買取価格が高くなりおすすめです。
街の小規模な買取業者の場合は、取引規模が小さいため薄利多売ができず、買取価格を高く設定することができません。
それに対して、ネットの買取業者は日本中から記念貨幣を買い取っており、取引規模の大きさから価格を高めに設定できます。
ネットオークションなどの個人取引で記念貨幣を売る人もいますが、あまりおすすめできません。
ネットオークションなどの個人取引では、売れる保証がありません。
また、価格の設定に失敗して相場よりも安い値段で売ってしまい、損をしているケースもよくみられます。
出品・発送・購入者との連絡にも手間と時間がかかり、トラブルも多く報告されています。
記念貨幣を手放す場合には、ネットの買取業者を利用するのがおすすめです。
日伯交流年・移住百年記念硬貨だけを売却する場合は、価格が低いため利用が難しいですが、ほかの記念貨幣などと一緒に売却する場合の参考にしてみてください。
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まとめ
日伯交流年・移住百年記念硬貨は、日本人がブラジルに移住し始めてから100周年を記念して、2008年に発行された500円硬貨です。
発行枚数が多く希少価値が低いため、買取価格の相場は「500円から600円程度」です。
通常貨幣と合わせた「ミントセット」も発行されましたが、こちらも「額面金額の1,166円から1,300円程度」の低めの価格が相場です。
記念貨幣を売却するときには「ネットの古銭買取業者」を利用するのがおすすめです。
安全確実に買い取ってもらえるのに加えて、買取価格が高めに設定されています。
日伯交流年・移住百年記念硬貨だけ売却する場合には、価格が低く利用は難しいですが、ほかの記念貨幣と一緒に売却する場合などでは、ネットの古銭買取業者を利用することをおすすめします。
コレクションをなるべく高い値段で買い取ってもらうために、ネットの買取業者を積極的に利用していきましょう。